53歳、エアコンを我慢して電気代を節約していた。請求書の金額は、ほとんど変わらなかった。

登場人物

恵子(けいこ)、53歳。千葉県在住。夫(56歳・会社員)と二人暮らし。子どもは独立済み。パートで働きながら家計を管理している。最近の電気代の高騰に悩んでいる。エアコンを我慢する、照明をこまめに消す、電気ポットをやめてやかんに戻す。涙ぐましい節電をしているのに、請求書の金額は全然変わらない。「こんなに我慢しているのに、なんで?」とため息をつく日々。そもそも電力会社を変えるという発想がなく、大手電力を使い続けている。

電気代の請求書が届いた。

封筒を開ける指が、少し重い。毎月この瞬間が、小さなストレスになっている。

14,800円。

先月と、ほぼ同じだった。

あなたは、キッチンのテーブルに請求書を置いて、ため息をついた。

この1ヶ月、あなたがやったこと。エアコンの設定温度を2度上げた。リビングの照明を半分消した。使っていない部屋のコンセントを全部抜いた。電気ポットをやめて、やかんでお湯を沸かすようにした。テレビを見る時間を減らした。

それだけ我慢して、先月とほぼ同じ金額。

「こんなに節約してるのに、なんで変わらないの」

答えは、あなたが思っているところとは、別の場所にあった。

50代の家計、電気代がじわじわ圧迫している

ここ数年、電気代が上がり続けている。

2年前と同じ使い方をしていても、請求額は1.3倍から1.5倍になっている家庭が少なくない。燃料費調整額の高騰、再エネ賦課金の増加。ニュースでは聞くけれど、実感として一番痛いのは、毎月届く請求書だ。

50代の家計にとって、電気代の上昇は地味に堪える。住宅ローンはまだ残っている。保険料もかかる。食費も上がった。子どもが独立しても、固定費は思ったほど減らない。

あなたは家計簿をつけながら、「どこを削ればいいか」をいつも考えている。

食費は限界まで絞った。夫の小遣いも減らした。外食は月に1回。旅行は去年から行っていない。

残っているのは、光熱費。そのうち一番大きいのが、電気代。

だから、あなたはエアコンを我慢した。照明を消した。コンセントを抜いた。

でも、請求書は変わらなかった。

「使い方」を変えても、「単価」が高いと意味がない

ある夜、夫がリビングで汗をかいていた。

「エアコン、つけていい?」

「……つけて」

あなたも暑かった。我慢していたのは、自分だけじゃなかった。

エアコンをつけて、二人で冷たい麦茶を飲みながら、夫が言った。

「なあ、そもそもうちの電力会社って、変えられるの?」

「え?」

「会社の後輩が、電力会社を切り替えたら月に3,000円安くなったって言ってたんだよ」

あなたは、考えたこともなかった。

電力会社って、変えられるの?ずっと大手の電力会社を使い続けていた。引っ越したときに自動的に契約されて、それ以来、一度も見直したことがなかった。

「使い方」を必死に変えてきた。でも、「どこから電気を買うか」は、一度も考えたことがなかった。

「電力自由化」を、あなたはまだ使っていない

その夜、スマホで調べてみた。

2016年から、電力の小売が全面自由化されていた。つまり、大手電力会社以外にも、自由に電力会社を選べるようになっている。

知らなかった。いや、ニュースで聞いたことはあった。でも、「自分には関係ない」と思っていた。

調べれば調べるほど、驚いた。

電力会社を切り替えるだけで、同じ使い方をしていても、電気代が大幅に安くなるケースがたくさんある。電気の品質は変わらない。送電線も同じ。停電のリスクが増えるわけでもない。変わるのは、料金だけ。

「エアコンを我慢するより、電力会社を変えたほうが節約になるってこと?」

その通りだった。

あなたが1ヶ月間我慢して節約できた電気代は、せいぜい数百円。でも、電力会社を変えるだけで、月に2,000円〜4,000円安くなる可能性がある。

我慢する節約と、仕組みを変える節約。効果の差は、歴然だった。

「基本料金0円」の電力会社を見つけた夜

さらに調べていくと、ある電力会社のサービスが目に止まった。

基本料金が0円。使った分だけ払うシンプルな1プラン。大手電力会社より最大28%安い。

「基本料金が0円?」

大手電力会社では、電気を全く使わなくても、毎月基本料金がかかる。契約アンペア数に応じて、1,000円〜2,000円程度。使っていないのに、払っているお金がある。

それが、0円になる。

切り替えの手続きも驚くほど簡単だった。WEBで申し込むだけ。5分で完了する。工事も立会も不要。今の電力会社への解約手続きも不要。申し込むだけで、自動的に切り替わる。

「こんなに簡単なのに、なんで今まで知らなかったんだろう」

恵子が見つけたのは、このサービスだった

※基本料金0円。WEBで5分、工事も立会も不要

翌月の請求書を見て、夫婦で顔を見合わせた

切り替えの申し込みをしたのは、その夜だった。スマホで5分。本当に、あっけないほど簡単だった。

翌月、新しい電力会社からの最初の請求が届いた。

11,200円。

先月まで14,800円だった電気代が、3,600円安くなっていた。

しかも、エアコンの我慢をやめた月だった。設定温度も元に戻した。照明も普通につけた。電気ポットも復活させた。

我慢をやめたのに、3,600円安くなった。

年間にすると、43,200円。

夫と二人で請求書を見て、顔を見合わせた。

「なんで、もっと早くやらなかったんだろうね」

夫が笑いながら言った。

あなたも笑った。あの夏、汗をかきながらエアコンを我慢していた自分が、少し可笑しかった。

「節約=我慢」という思い込みが、一番の敵だった

振り返ってみると、あなたはずっと「節約=我慢すること」だと信じていた。

食費を削る。エアコンを消す。照明を減らす。小遣いを減らす。外食を控える。全部、「何かを我慢する」ことだった。

でも、電力会社を切り替えたら、何も我慢せずに、年間4万円以上が浮いた。

節約の正解は「我慢」ではなく、「仕組みを変える」ことだった。

保険の記事でも書いたけれど、固定費の見直しは、一度やるだけで毎月の効果が続く。食費を毎日500円節約するより、電力会社を一度変えるほうが、はるかに大きな節約になる。

しかも、我慢しなくていい。

暑い日はエアコンをつけていい。寒い夜はヒーターをつけていい。電気ポットでいつでもお茶を淹れていい。

快適に暮らしながら、お金が浮く。それが、「仕組みを変える節約」の本当の力だった。

もしあなたが、電気代の請求書にため息をついているなら

エアコンを我慢している。照明をこまめに消している。コンセントを抜いて回っている。

それでも、請求書の金額が変わらない。

もしそんなあなたがいるなら、一つだけ聞いてみたい。

「電力会社を変える」という選択肢を、考えたことはありますか。

電気の品質は変わらない。送電線も同じ。停電が増えるわけでもない。変わるのは、毎月の請求額だけ。

切り替えはWEBで5分。工事も立会も不要。今の電力会社への解約連絡も不要。

5分の手間で、年間4万円以上が変わる可能性がある。

エアコンを1ヶ月我慢するより、スマホを5分触るほうが、ずっと大きい。

我慢する節約から、仕組みを変える節約へ

※解約手続き不要。切り替えはWEBで完結

あの夏、エアコンを我慢して汗をかいていた自分。請求書を見るたびにため息をついていた自分。

もしあの日に戻れるなら、こう伝えたい。

「我慢しなくていいんだよ。仕組みを変えるだけで、暮らしはもっと楽になるから」

53歳。家計を守ることは、自分を苦しめることじゃない。賢く選ぶことで、暮らしは変えられる。