55歳、ゴルフ仲間が減っていく。スコアも伸びない。それでも、クラブを置く気にはなれなかった。

登場人物

達也(たつや)、55歳。東京都在住。中堅メーカーの営業部長。ゴルフ歴25年。スコアは90台前半で伸び悩んでいる。月に2〜3回は仲間とラウンドしている。最近、ゴルフ仲間が減ってきた。同年代の友人は「膝が痛い」「腰がダメ」と引退していく。会社の若手はゴルフに興味がない。定年後の楽しみとしてもっとゴルフを上手くなりたいと思っているけれど、練習場で打ちっぱなしをしてもスコアが変わらない。「コースで実践的に教えてもらえたら違うのに」とずっと思っている。

練習場で、300球打った。

ドライバー、7番アイアン、アプローチ。いつものルーティンを繰り返して、最後にパターの練習を少しだけ。

2時間かけて、汗をかいて、帰る。

翌週のラウンドで出たスコアは、93。先月と同じ。先々月とも同じ。

「また90切れなかった」

25年やっている。それなりに自信もあった。でも、ここ5年ほど、スコアが動かない。練習場では良いショットが出る。でも、コースに出ると崩れる。ティーショットは悪くないのに、セカンドで曲がる。アプローチでダフる。パッティングで3パットする。

「何がいけないのか」が、自分ではわからなかった。

55歳、ゴルフ仲間がどんどん減っていく

スコアの伸び悩みよりも、もう一つ、気になっていることがあった。

ゴルフ仲間が減っていく。

30代の頃から一緒に回っていた4人組。50代に入ったあたりから、一人、また一人と「もう無理だよ」と言い始めた。

「膝を壊してな。医者に止められた」

「腰がダメでさ。18ホールはもう歩けない」

「家のローンがまだあるし、プレー代がきつくなってきた」

4人組は、今は2人になった。もう一人も「来年はどうかな」と言っている。

会社の若い社員にゴルフを誘ってみたけれど、「ゴルフはちょっと……」とやんわり断られた。今の若い世代は、ゴルフよりフットサルやキャンプに興味があるらしい。

一人でラウンドすることも増えた。一人ゴルフ予約で、知らない人と組むこともある。それはそれで楽しいけれど、毎回初対面では気も遣う。

「このまま、俺のゴルフも終わっていくのかな」

クラブを磨きながら、ふとそう思った。

練習場の打ちっぱなしでは、上手くならない理由

スコアを伸ばしたい。80台を出したい。25年やっているプライドがある。

でも、練習場で何百球打っても、コースでのスコアは変わらなかった。

理由は、薄々わかっていた。

練習場は平らなマットの上で打つ。でもコースは傾斜がある。風がある。プレッシャーがある。ライが毎回違う。

「コースでの立ち回り」を教えてくれる人がいない。

スクールに通ったこともある。打ちっぱなしの中で、インストラクターにスイングを見てもらった。フォームは良くなった。でも、コースに出ると、また元に戻る。

「コースで、実際のラウンドの中で教えてもらえたら、全然違うんだろうな」

ずっと、そう思っていた。

接待ゴルフで見た、あの光景

半年前、取引先のゴルフコンペに参加した。

その日のコンペには、ゲストとして女子プロゴルファーが来ていた。JLPGAのトーナメントプロ。テレビで見たことがある人だった。

プロは、参加者の組を回りながら、一人ひとりにアドバイスをしていた。

あなたの番が来たとき、プロがティーグラウンドの横に立って、スイングを見てくれた。

「達也さん、アドレスのときに少し左に体重が偏っています。右足にもう少し乗せてみてください」

たったそれだけのアドバイスで、次のショットがまっすぐ飛んだ。フェアウェイのど真ん中。

「うそだろ」

思わず声が出た。プロが笑って「いいショットですね」と言ってくれた。

あの日のことが、ずっと頭に残っていた。

プロに教わるだけで、こんなに違うのか。もっとじっくり、1ラウンドまるごと見てもらえたら、自分のゴルフは変わるかもしれない。

でも、あんなの接待ゴルフの特別な場だから成立する話であって、個人がプロにお願いするなんて、できるわけがない。

そう思っていた。

「女子プロとラウンドできるサービス」を知った夜

ある夜、ゴルフ関連のサイトを見ていたとき、ふとあるサービスに目が止まった。

「女子プロとラウンドしよう」

最初は、何かの冗談かと思った。

クリックしてみると、JLPGAのトーナメントプロとラウンドできるマッチングサービスだった。好きな日にちと場所を指定して、プロにオファーする。プロが承認すれば、予約完了。当日は現地集合で、1日一緒にラウンドできる。

「個人でプロとラウンドできるのか」

料金は1日7万円〜15万円。決して安くはない。でも、ゴルフスクールに月2万円通って1年で24万円。それで変わらなかったスコアが、プロとの1ラウンドで変わる可能性がある。

しかも、ただレッスンを受けるだけじゃない。コースの中で、実際のラウンドの中で、自分の弱点を見つけてもらえる。コースマネジメント、状況判断、メンタルの持ち方。練習場では絶対に学べないことを、プロの隣で体感できる。

あの接待ゴルフの日、プロのたった一言でショットが変わった。あれが、18ホール続くのだ。

「一度、やってみたい」

心が動いた。

達也が見つけたのは、このサービスだった

※会員登録は無料。好きな日程・場所でプロにオファーできる

プロとのラウンド、最初のティーショット

会員登録をして、近くのコースで対応可能なプロを探した。

プロフィールを見ると、JLPGAのトーナメントプロが何人も登録している。得意分野や性格、レッスンのスタイルまで書いてある。初心者から上級者まで対応可能。

一人のプロにオファーを出した。40代の女性プロ。「アマチュアの方のスコアアップを一緒に楽しみたい」とプロフィールに書いてあった。

翌日、承認の通知が届いた。

当日。コースに着くと、プロがクラブハウスの前で待っていた。笑顔で「今日はよろしくお願いします」と手を差し出してくれた。

正直、緊張した。プロの前でスイングするなんて、恥ずかしい。下手なところを見られたくない。

でもプロは、最初のティーショットの前に、こう言ってくれた。

「達也さん、今日はスコアは気にしないでください。一緒にゴルフを楽しみましょう。その中で、気づいたことがあればお伝えしますね」

肩の力が、すっと抜けた。

18ホールで、ゴルフが別物になった

1番ホール、ティーショット。ドライバーを構えた瞬間、プロが静かに声をかけてくれた。

「達也さん、今のアドレス、少し右肩が下がっています」

修正した。ショットはまっすぐ飛んだ。

セカンドショット。残り150ヤード。いつもなら7番アイアンで打つ場面。でもプロが言った。

「ここは左足上がりのライなので、番手を一つ上げて6番で打ってみてください。フルスイングじゃなくて、8割の力で」

言われたとおりに打った。ボールはグリーンに乗った。25年間のゴルフ人生で、こんなに「考えて打つ」ラウンドは初めてだった。

アプローチではピンまでの距離だけでなく、グリーンの傾斜、風向き、ボールの落としどころまで教えてもらった。パッティングでは、ラインの読み方を実際のグリーンの上で丁寧に解説してくれた。

後半の9ホール、あなたは自分でも信じられないプレーをした。

パーが3つ。ボギーが5つ。ダブルボギーが1つ。後半だけで41。

「41……?」

自分の目を疑った。いつもなら後半は疲れて崩れるのに、今日はむしろ後半のほうがよかった。

プロが笑って言った。

「達也さん、スイングは十分良いんですよ。足りなかったのは、コースマネジメントだけです。考え方を変えるだけで、まだまだ伸びますよ」

25年間探し続けていた答えが、たった18ホールの中にあった。

帰り道、クラブハウスの駐車場で思ったこと

ラウンドが終わった後、プロと握手をして別れた。

駐車場に向かう途中、夕日がコースを照らしていた。フェアウェイが金色に光っている。

車に乗り込んで、ハンドルを握ったまま、しばらく動けなかった。

興奮していた。55歳で、ゴルフにこんなにワクワクしたのは何年ぶりだろう。

仲間が減っていく寂しさ。スコアが伸びない焦り。「もう終わりかな」と思いかけていた気持ち。

全部、今日のラウンドで吹き飛んだ。

ゴルフは、まだこんなに面白かったのか。

自分のゴルフは、まだ伸びる余地があったのか。

エンジンをかけて、帰り道。次はいつプロとラウンドしようかと、もう考えていた。

もしあなたが、同じクラブハウスの前に立っているなら

ゴルフ仲間が減ってきた。スコアが何年も変わらない。練習場に通い続けているけど、コースでは結果が出ない。

「もう、このへんが限界かな」と思い始めている。

もしそんなあなたがいるなら、一つだけ知っておいてほしい。

プロとのラウンドは、もう接待ゴルフやコンペだけのものじゃない。個人でも、好きな日に、好きなコースで、JLPGAのトーナメントプロと1日ラウンドできるサービスがある。

練習場で1,000球打つより、プロとの18ホールのほうが、はるかに多くのことを教えてくれる。スイングだけじゃない。コースマネジメント、状況判断、メンタルの使い方。練習場では学べないすべてが、そこにある。

会員登録は無料。プロのプロフィールを見て、合いそうな人にオファーするだけ。

55歳のあなたのゴルフは、まだ終わっていない。むしろ、ここから面白くなる。

ゴルフが、もう一度楽しくなる日

※JLPGAトーナメントプロが多数登録中

練習場で300球打って、帰りの車で「また90切れなかった」とつぶやいていたあの日。

クラブを磨きながら「もう終わりかな」と思いかけていたあの夜。

もしあの日の自分に会えるなら、こう伝えたい。

「クラブを置くな。まだ知らない景色が、フェアウェイの先に待っている」