洋子(ようこ)、53歳。千葉県在住。夫(55歳・会社員)と二人暮らし。子どもは2人とも独立済み。パートで事務の仕事をしている。最近、物価が上がって家計が苦しくなってきた。食費を削り、夫の小遣いも減らした。でも限界がある。ある日、通帳を見て気づいた。毎月の保険料が夫婦合わせて4万円以上。15年前に子どもが小さい頃に入った保険をそのまま続けている。「子どもはもう独立したのに、この保障、まだ必要なのかな」とふと思った。
スーパーのレジで、合計金額を見て、ため息が出た。
特別なものは買っていない。いつもと同じ食材。豆腐、もやし、鶏むね肉、卵、キャベツ。それでも、3,800円。
1年前なら、同じ内容で3,000円くらいだった気がする。
物価が上がっている。ニュースで見る数字を、レジの前で肌で感じた。
帰り道、自転車をこぎながら考えた。
「どこを削ればいいんだろう」
食費はもう限界まで絞っている。夫の小遣いも3ヶ月前に減らした。申し訳なかったけれど、夫は「仕方ないよ」と言ってくれた。外食は月に1回。旅行は去年から行けていない。
それでも、毎月の収支はギリギリだった。
通帳を開いて、ある数字に目が止まった
その夜、あなたは通帳を開いた。
毎月の支出を一つひとつ見ていく。住宅ローン、光熱費、通信費、食費、保険料……。
保険料のところで、指が止まった。
夫の生命保険:18,000円
夫の医療保険:6,500円
あなたの生命保険:9,800円
あなたの医療保険:5,200円
がん保険(夫婦):4,500円
合計:44,000円。
月に44,000円。年間にして528,000円。
「……52万円?」
あなたは、声に出してしまった。
この保険に入ったのは、15年前。上の子が小学生で、下の子がまだ3歳だった頃。「もし自分たちに何かあったら、子どもたちの生活費や学費が必要」と思って、手厚い保障を選んだ。
あの頃は、それが正しかった。
でも今、子どもたちは2人とも社会人として独立している。教育費も、もうかからない。
「この保障、まだ必要なのかな」
50代の保険、15年前のままにしていませんか
調べてみると、あなたと同じ状況の50代は非常に多いことがわかった。
子どもが小さい頃に加入した保険を、そのまま見直さずに払い続けている。ライフステージが変わったのに、保障内容がそのまま。子どもが独立しても、子育て期と同じ死亡保障をかけ続けている。
さらに、保険の商品自体も15年の間に大きく変わっていた。同じ保障内容でも、最新の保険のほうが保険料が安いケースが少なくない。医療技術の進歩に合わせて、保障の中身も新しくなっている。
子どもが独立したとき:死亡保障の必要額が大幅に減る。子育て期と同じ保障額を維持する必要がなくなる。
住宅ローンの残高が減ったとき:団体信用生命保険(団信)でカバーされている分、別途の死亡保障を減らせる可能性がある。
保険料が家計の負担になってきたとき:同じ保障内容でも、保険会社を変えるだけで保険料が下がることがある。
5年以上見直していないとき:保険商品は毎年改定されている。5年前、10年前の保険が今も最適とは限らない。
「もしかしたら、うちの保険も、もっと安くなるのかもしれない」
あなたは、少し胸がざわついた。
「保険を見直す」と言っても、何をすればいいかわからなかった
保険を見直す。言葉にすれば簡単だけれど、実際に何をすればいいのか、あなたにはわからなかった。
保険の証券は押し入れの奥にしまったまま。契約の内容も、正直よくわかっていない。特約が何本ついているのかも把握していない。
加入した時の担当者は、もういない。保険会社に直接電話するのも気が引ける。「解約されたくないから、引き止められるんじゃないか」と思ってしまう。
保険ショップに行く手もあるけれど、週末は家事や用事で忙しい。平日はパートがある。そもそも、保険ショップに行くと長時間拘束されそうで、腰が重い。
結局、「面倒だから、このままでいいか」と、またいつもの思考に戻りそうになった。
でも、月44,000円。年間52万円。
その数字が、頭から離れなかった。
「オンラインで無料相談できる」と知った夜
夜、布団の中でスマホをいじっていたとき、あなたは検索した。
「保険 見直し 50代 無料」
いくつかのサイトが出てきた。その中に、保険の無料相談サイトがあった。
オンラインで全国どこからでも相談できる。取扱保険会社は40社以上。相談実績は6万件を超えている。相談は完全無料。FP(ファイナンシャルプランナー)が担当してくれる。
「オンラインなら、家から出なくていいんだ」
保険ショップに行かなくていい。平日の仕事帰りにスマホ一台で相談できる。強引な勧誘もないと書いてある。
さらに、相談するだけで1,500円分のカフェチケットがもらえるキャンペーンもやっていた。
「相談するだけで、カフェチケットがもらえる?」
ちょっと笑ってしまった。でも、相談するハードルが下がったのは事実だった。
「やってみようかな。話を聞くだけなら」
洋子が見つけたのは、このサービスだった
※相談は無料。オンラインで全国対応
FPに診てもらったら、驚くことばかりだった
予約をして、3日後にオンラインで相談が始まった。
担当してくれたのは、40代の女性のFPだった。穏やかな口調で、あなたの家族構成、収入、今の保険の内容を丁寧に聞いてくれた。
「洋子さん、今の保険は15年前に加入されたものですね。お子様が独立された今、保障内容を見直す良いタイミングですよ」
FPが指摘してくれたポイントは、3つあった。
1つ目。夫の死亡保障が3,000万円になっていたけれど、子どもが独立した今、そこまでの保障は不要。夫婦二人の生活費を考えると、1,500万円あれば十分。保障額を半分にするだけで、保険料は大きく下がる。
2つ目。夫婦の医療保険が、15年前の商品のまま。最新の医療保険は、同じ保障内容でも保険料が安くなっている。さらに、入院日数の短期化に対応した最新型のほうが、実際の医療事情に合っている。
3つ目。がん保険に重複している保障があった。医療保険のがん特約と、別途加入しているがん保険で、同じ保障を二重にかけていた。
「洋子さん、この3点を整理するだけで、月に1万5千円ほど安くなる見込みです」
「……1万5千円?」
年間にして18万円。
18万円あれば、夫婦で温泉旅行に行ける。夫の小遣いを元に戻せる。食費を無理に削らなくてよくなる。
あなたは、画面の向こうのFPに、思わず聞いてしまった。
「なんで、もっと早く相談しなかったんだろう……」
「節約」の正解は、食費を削ることじゃなかった
保険を見直した後、あなたは台所に立ちながら考えた。
この1年間、食費を削るために、どれだけ頑張ってきたか。
特売日にまとめ買い。もやしと豆腐のローテーション。チラシを比較して、1円でも安いスーパーへ。夫の弁当を毎日手作り。冷凍庫のパズルのように食材を詰め込んで。
そのストレスの毎日で削れた食費は、月に数千円。
一方、保険を見直すだけで、月に1万5千円。
毎日の努力で月3,000円の節約と、一度の見直しで月15,000円の節約。
答えは明白だった。
節約の正解は、毎日の食費を削ることではなく、固定費を見直すことだった。
あの夜、通帳を開いて「44,000円」の数字に気づいたとき、あなたの中で何かが変わり始めた。
夫にも報告した。
「保険を見直したら、月に1万5千円安くなるって」
夫は驚いた顔をして、それからぽつりと言った。
「じゃあ、来月あたり、久しぶりに外食でも行くか」
あなたは、少しだけ笑った。
もしあなたが、毎月の保険料を「高いな」と感じているなら
食費を削っている。夫の小遣いを減らした。外食も旅行も控えている。
でも、保険料だけは15年前のまま、毎月何万円も引き落とされ続けている。
子どもが独立した。ライフステージが変わった。でも、保険はそのまま。
もし、あなたがそんな状況にいるなら、まずは「今の保険が本当に自分に合っているか」を、一度プロに診てもらうだけで、景色が変わるかもしれない。
見直しを強制されることはない。合わなければ、今のまま続ければいい。
でも、「もっと安くできたのに」と知らずに払い続けるのと、「知った上で今の保険を選び直す」のでは、まったく違う。
月に1万円安くなれば、年間12万円。10年で120万円。
その120万円で、夫婦で旅行に行ける。孫にお年玉をあげられる。老後の貯蓄に回せる。
食費を削るより、まずは固定費から。
食費を減らす前に、固定費を見直す
※見直しを強制されることはありません。相談だけでもOK
スーパーのレジで、合計金額を見て、ため息をついたあの日。
食費を削ることだけが節約だと思っていた自分に、伝えたい。
毎日の3,000円を削るより、月に一度の15,000円を見直すほうが、ずっと楽で、ずっと大きい。
53歳。まだまだ、これからの人生のほうが長い。
その時間を、無理をして暮らすのか、余裕を持って暮らすのか。
固定費の見直しは、「我慢しない節約」の第一歩です。

