55歳、倉庫で荷物を積んでいた。軽バンで出ていくドライバーの背中を見て、「あっち側に行きたい」と思った。

登場人物

勝(まさる)、55歳。神奈川県横須賀市在住。横浜の物流倉庫で30年間働いてきた。体力には自信がある。でも55歳を過ぎて、年下の上司との折り合いが悪くなった。ある日、倉庫に荷物を取りに来た軽貨物ドライバーの背中を見て、「あっち側に行きたい」と初めて思った。

午前9時、倉庫のシャッターが開く。フォークリフトのエンジン音と、台車がコンクリートの床を転がる音が響く。蛍光灯の白い光の下で、勝は今日も荷物を仕分けている。

30年間、ずっと同じ場所にいる。入社したときは25歳だった。体を使う仕事が好きで、黙々と動いている方が性に合っていた。人付き合いは得意ではない。でも、荷物は裏切らない。正しく仕分ければ、正しく届く。そういう仕事が、勝に合っていた。

でも最近、倉庫に来るのが重くなった。

年下の上司が来てから、空気が変わった

3年前、所長が異動して、新しい上司が来た。38歳の男性で、本社から出向してきた。効率化と数値管理を徹底する人だった。朝礼で「改善」という言葉を何度も使い、作業手順を次々に変えた。

勝が30年かけて体に染み込ませたやり方は、「古い」と言われた。否定されたわけではない。ただ、新しい手順に切り替わるたびに、自分が積み上げてきたものが少しずつ消えていく気がした。

意見を言おうとすると、「勝さんの時代とは違いますから」と返される。悪気はないのだと思う。でも、その言葉のたびに、倉庫の中で自分の居場所が狭くなっていった。

55歳。定年まであと5年。この空気の中で、あと5年耐えるのか。そう考えると、朝の通勤電車がいつもより長く感じた。

軽バンで出ていく、あのドライバーの背中

ある日の午前中、いつものように倉庫で荷物を仕分けていると、軽バンが1台、搬入口に停まった。60歳くらいの男性が降りてきて、「おはようございます、いただきます」と軽く声をかけて、荷物を数個積み込んだ。

手際がよかった。無駄な動きがない。荷物を積み終わると、運転席に戻って、「じゃ、行ってきます」と笑って出ていった。

勝は、そのテールランプをしばらく見ていた。

あの人は一人だった。上司はいない。朝礼もない。「改善」と言われることもない。自分の車で、自分のペースで、荷物を届けに行く。それだけの仕事だ。でもあの「行ってきます」の声には、勝が最近失くしていた何かがあった。

「あっち側に行きたい」

心の中で、そう思った。初めてだった。

軽貨物ドライバーという選択肢

その夜、家に帰ってからスマホで調べた。「軽貨物ドライバー 50代 独立」と打ち込んだ。

調べるほどに、知らなかった世界が見えてきた。Amazonフレックス、宅配の業務委託、企業ルート配送。軽バン1台あれば、個人事業主として仕事ができる。上司はいない。満員電車もない。自分で走って、自分で稼ぐ。50代、60代で始めている人が、想像以上にたくさんいた。

問題は、車だった。軽バンを買うとなると、新車で100万円以上かかる。中古でも状態のいいものは50万以上。まだ独立するかどうかも決まっていないのに、いきなりその出費は重かった。

さらに調べていくと、軽バン専門のカーリースがあることを知った。新車が月額18,900円から。頭金・初期費用0円。車検もメンテナンスもコミコミ。黒ナンバーの取得まで無料で代行してくれる。最短2週間で納車。

「買わなくていいのか」

車を買う覚悟がなくても、リースなら始められる。月々の支払いは定額で、急な出費がない。うまくいかなければ返却もできる。勝は見積もりページを開いた。

勝が見積もりを出したのは、ここだった

※新車月額18,900円〜。頭金・初期費用0円

最初の配達を終えた朝

審査が通って、新車の軽バンが届いた。白いエブリイ。まだ匂いが新しかった。黒ナンバーの手続きも、全部やってもらえた。届出書類の作成から申請まで、自分がやったのは書類に署名することだけだった。

最初の配達は、業務委託の宅配だった。朝7時に営業所で荷物を積んで、ルートを確認して、走り出した。

横須賀の坂道を、自分の軽バンで登っていく。窓を開けると、海からの風が入ってきた。春先の、少しだけ冷たくて、少しだけ温かい風だった。

最初の荷物を届けた。玄関先でおばあちゃんが受け取ってくれて、「ありがとう、重かったでしょう」と言ってくれた。たった一言だった。でも、倉庫の中では聞けなかった言葉だった。

午後3時に配達が終わって、営業所に戻った。軽バンのエンジンを切って、しばらく座っていた。疲れていた。でも、倉庫から帰るときの疲れとは、違う疲れだった。

もしあなたも、「あっち側」に行きたいと思ったことがあるなら

毎朝、同じ職場に通っている。人間関係がきつい。居場所が狭くなっている。でも、辞めた後に何ができるのかわからない。一人で始める勇気が出ない。車を買うお金もない。

もしそんなあなたがいるなら、知っておいてほしい。軽バン1台あれば、個人事業主として働ける時代になっている。車は買わなくていい。月額18,900円からのリースで、新車に乗れる。頭金も初期費用もかからない。黒ナンバーの取得も、面倒な届出も、全部やってもらえる。

まずは見積もりだけ出してみるだけでいい。審査は成約ではない。数字を見てから考えればいい。

ハンドルを握って、自分のペースで走る仕事がある

※審査は成約ではありません。黒ナンバー取得無料

あの日、倉庫の搬入口から出ていった軽バンのテールランプを、勝はしばらく見ていた。「じゃ、行ってきます」と笑って出ていったあのドライバーの背中に、自分が欲しかったものが全部あった。

今、勝は毎朝、自分の軽バンのエンジンをかけている。

上司はいない。朝礼もない。ハンドルを握って、自分のペースで走る。荷物を届けるたびに「ありがとう」と言ってもらえる。

55歳。「あっち側」に来てよかった、と思っている。