健康・生き方– category –
セカンドライフ・趣味・健康管理・マインド
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健康・生き方
53歳、毎朝5時半にヨガマットを敷く。それを誰にも言わなかった。
53歳、広告代理店の営業部長。バツ2の独身。30年間走り続けてきた。2度目の離婚のあと、眠れない夜にヨガの動画を見つけた。「今の自分を、そのまま受け入れてください」。画面の前で泣いた。それから13年、毎朝5時半にリビングでヨガをしている。誰にも言っていない。でも、娘だけが知っていた。 -
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59歳、ゴルフ歴20年でスコア110。妻が黙ってクラブを磨いていた理由を、定年前に知った。
59歳、ゴルフ歴20年でスコアは110前後。来年60歳の定年退職後、唯一残る社会との接点はOBゴルフ。でもこのスコアでは居場所がなくなる。ある夜、妻に聞いた。「なんで、クラブ磨いてくれてるの」。妻は振り返らずに言った。「あんたが次も行くからでしょ」 -
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53歳、夫が遺したギターケースを開けた。内ポケットに、知らなかったメモが入っていた。
53歳、2年ぶりに押し入れを開けた。夫・健一が遺したギターケースの内ポケットに、折りたたまれた小さなメモが入っていた。健一の字で、「和子へ。いつか一緒に弾こうな」と書いてあった。和子はギターを始めた。練習しながら気づいた。この曲は、会いたい人のことを歌っていた。 -
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54歳、離婚して10年。物置の奥で、元妻が磨いた釣り竿を見つけた夜。
54歳、金曜の夜、10年ぶりに物置の扉を開けた。緑色の竿ケースの中には、離婚した元妻が静かに磨いてくれていた竿があった。27歳の朝霧の那珂川で由美子と出会い、結婚して14年、そして離婚して10年。肩と腰に居座ったものを抱えたまま、那珂川から半年遠ざかっていた俊和は、その夜、一つの決断をした。 -
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55歳、結婚したことがない。30年前、「3年後に迎えに行く」と言ったまま、連絡を途切れさせた。
55歳、一度も結婚したことがない。24歳のとき、研究室で出会った和子に「3年後に迎えに行く」と言ったのに、仕事に追われて連絡を途切れさせた。あれから30年、ピアノの響板を選び続けてきた。55歳の春、健康診断で胃の影が見つかった夜、誠一はスマホで検索した。 -
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52歳、ヨガに救われた。今度は教える側になりたい。でも、自信がなかった。
52歳の千鶴は、45歳のとき更年期の不調がきっかけでヨガに出会った。体が変わり、朝が変わり、ヨガに救われた。47歳でRYT200を取得したけれど、人に教える自信がないまま5年が過ぎた。あの頃の自分みたいな人に届けたい。でも、まだ足りないものがある。 -
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52歳、日曜の夕方にスーパーで一人分の惣菜を買う。この生活が、あと30年続くのかと思った。
52歳、離婚して7年。一人暮らしには慣れた。でも日曜の夕方、スーパーで一人分の惣菜をカゴに入れるとき、ふと手が止まる。マッチングアプリは3ヶ月で消した。会話が噛み合わなかった。もう無理だと思った。でも、諦めきれてもいなかった。 -
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53歳、ヨガの先生に「教える側に向いてますよ」と言われた。冗談だと思って笑った。でも、あの言葉が消えなかった。
53歳、ヨガ歴5年。先生に「教える側に向いてますよ」と言われた。冗談だと思って笑った。でも犀川沿いの帰り道、あの言葉がずっと消えなかった。沖縄の砂浜で裸足になって目を閉じたとき、「伝えたい」と初めて思った。 -
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52歳、婚約していた彼と行くつもりで取った免許だった。あれから30年、一人で海へ向かった。
23歳のとき、婚約していた彼とドライブに行くつもりで免許を取った。仕事を選び続けるうちに、関係が終わった。免許証は更新のたびに財布に戻ってきた。使わないまま、30年が過ぎた。52歳の秋、一人で松島へ向かった。 -
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57歳、定年まであと3年。「定年後の趣味」と検索した指が、30年前の音楽室を思い出していた。
57歳、定年まであと3年。趣味がない、やることがない。散歩の途中で聞こえてきたピアノの音が、30年前の音楽室を思い出させた。
