人物:50代女性– tag –
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健康・生き方
52歳、BTSテテの声が帰ってきた朝。翻訳アプリを使わずに、あの言葉を受け取りたくなった。
52歳、製薬会社の部長。独身。2020年のステイホームの夜にBTSのVに出会った。テテの笑顔が、凍っていた何かを溶かした。4年間の活動休止を待ち続けて、2026年3月、BTSが完全体で帰ってきた。アルバムを聴いた朝、気づいた。テテの言葉を、翻訳アプリではなく、自分の耳で受け取りたい。 -
暮らし・終活
52歳、金曜の夕方に届いた訃報。クローゼットの喪服は、15年前のまま止まっていた。
52歳、金曜の夕方に伯母の訃報が届いた。通夜は明日。クローゼットの喪服を出してみたら、ファスナーが上がらなかった。15年前に買ったままだった。伯母は45年前、7歳の美穂に赤い着物をこっそり仕立ててくれた人だった。その伯母の通夜に、ちゃんとした姿で行きたかった。 -
暮らし・終活
54歳、17年一緒にいた猫がいなくなった。骨壺を抱いたまま、置き場所が決められない。
54歳、17年間一緒に暮らした猫の「むぎ」が旅立った。火葬して骨壺を持ち帰ったけれど、どこに置けばいいのかわからない。テーブルの上で1ヶ月。「手元に置ける小さなお墓」を見つけて、毎朝「おはよう」と言える場所ができた話。 -
暮らし・終活
55歳、娘が巣立った家で、知らない国の子供に手紙を書いている。冷蔵庫に、二枚の写真を並べた。
55歳、一人娘が大阪に嫁いで3年。朝、テーブルに三人分の食器を出してしまう。テレビで途上国の子供たちの映像を見た日、千鶴は1人の子供とつながる支援プログラムに辿り着いた。届いた写真の女の子を、娘の入学式の写真の隣に並べた。見返りは求めない。ただ、元気でいてくれたら、それだけでいい。 -
暮らし・終活
52歳、テレビで地震速報を見た夜。孫がこの家にいたら、何もしてあげられないと気づいた。
52歳、テレビで岩手沖の地震と津波の映像を見た。さいたま市は揺れなかった。でも月に一度、2歳の孫が遊びに来るこの家に、水も懐中電灯もないことに気づいた。リュックの一番上に入れたのは、陽菜の好きなたまごボーロだった。誰にも言わなかった。 -
暮らし・終活
53歳、夜中に天井裏で何かが走り回っている。怖くて眠れない。でも、天井を覗く勇気がない。
53歳、夜中に天井裏で「ドタドタ」と走り回る音。天井にシミ。獣の匂い。忌避剤は効かない。天井裏を覗く勇気もない。一人暮らしの女性が、害獣駆除のプロに天井裏を覗いてもらった夜、2週間ぶりに眠れた話。 -
お金・資産
54歳、「事故物件」で検索した夜、告知義務がある実家を2年間抱えてきた。夫にも言えなかった。
54歳、父の孤独死で残された実家。発見が遅れて特殊清掃が入った物件には、売却する限り時効のない告知義務がつく。3社に断られ、夫にも言えないまま2年が過ぎた。台所の棚には、父が用意していたままの封を開けていないお菓子があった。 -
健康・生き方
50歳、死別して3年。社交ダンスの彼から好意を感じている。私は、もう一度誰かと歩いていいのだろうか。
50歳、夫を亡くして3年。2年前から通い始めた社交ダンスの教室で、半年前に隆司さんと出会った。好意は端々に感じている。先週、コーヒーに誘われて「考えておきます」と答えた。嬉しいはずなのに、夜になると迷いが湧き上がる。踏み出していいのか、誰かに聞きたかった。 -
健康・生き方
54歳、離婚して12年。一人分の惣菜に慣れたはずだった。後輩の結婚式で、涙が出た。
54歳の浩美は、42歳で離婚してから12年、一人で暮らしてきた。寂しくないと思い込んでいた。でも去年の冬、後輩の結婚式で「おめでとう」と言ったとき、声が震えた。帰りのバスで涙が出た。もう一度、隣にいる人が欲しい。 -
健康・生き方
53歳の片思い。相手の気持ちが知りたくて、夜中にスマホを開いた。
53歳の志保は、尾道の図書館で司書をしている。毎週木曜に通ってくる男性が気になり始めた。その人が借りる本が、全部、志保が好きな本だった。片思いの相手の気持ちが知りたい。でも誰にも聞けない。ある夜、スマホを開いた。
