地域:東京– tag –
-
健康・生き方
59歳、ゴルフ歴20年でスコア110。妻が黙ってクラブを磨いていた理由を、定年前に知った。
59歳、ゴルフ歴20年でスコアは110前後。来年60歳の定年退職後、唯一残る社会との接点はOBゴルフ。でもこのスコアでは居場所がなくなる。ある夜、妻に聞いた。「なんで、クラブ磨いてくれてるの」。妻は振り返らずに言った。「あんたが次も行くからでしょ」 -
仕事・キャリア
56歳、居酒屋の大将。松さんが25年間、同じ席に座り続けた理由を、知らなかった。
56歳、居酒屋の大将。25年間、毎週同じ席に座り続けた松さん。ある秋の夜、ぽつりと言った。「FC東京の試合、ここで見られたらよかったなあ。今日、息子の命日でね」。その言葉が、豊の手を止めた。 -
お金・資産
52歳、商工会で紹介された税理士がダメだった。妻が遺したファイルに「ここから先はお願いね」と書いてあった。
52歳、フリーランスのデザイナー。独立してからずっと、経理は妻がやってくれていた。2年前に妻を亡くして、毎月の帳簿も領収書の整理も一人で抱えることになった。商工会で紹介された税理士は、連絡が遅く、ミスがあり、謝罪もなかった。妻は10年間、一度もミスをしなかった。ファイルの途中に、妻の字で「ここから先はお願いね」と書いてあった。 -
暮らし・終活
52歳、金曜の夕方に届いた訃報。クローゼットの喪服は、15年前のまま止まっていた。
52歳、金曜の夕方に伯母の訃報が届いた。通夜は明日。クローゼットの喪服を出してみたら、ファスナーが上がらなかった。15年前に買ったままだった。伯母は45年前、7歳の美穂に赤い着物をこっそり仕立ててくれた人だった。その伯母の通夜に、ちゃんとした姿で行きたかった。
1
