暮らし:住まい– tag –
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お金・資産
57歳、天井のシミを妻と二人で見上げた。28年間、この家の傷みを見て見ぬふりをしてきた。
57歳、品質管理課長。工場では0.01mmの誤差も見逃さない。でも自分の家の傷みだけは、見て見ぬふりをしてきた。去年の台風で雨樋がずれた。外壁にヒビが入った。そして今日、天井にシミが出た。妻は「前から言ってたでしょ」とは言わなかった。ただ、二人で天井を見上げていた。 -
暮らし・終活
52歳、台所の明かりをつけるのが怖い。でも、もう「おーい」と呼べる人はいない。
52歳の香織は、滋賀県大津市で一人暮らしをしている。結婚していた19年間、虫が出るたびに夫を呼んでいた。離婚して最初の夏、台所に黒い影が走った日から、明かりをつけるのが怖くなった。 -
暮らし・終活
53歳、壁に触れたら指が白くなった。夫と建てたこの家に、あと20年住むために。
53歳の美咲は、夫の浩と建てたこの家に20年住んでいる。壁に触れたら指が白くなった。塗膜の劣化だった。この家を建てた日のことを、まだ覚えている。浩が「ここにしよう」と言った朝のことも。壁を塗り直すことは、この家でまだ一緒に暮らしていくと決めることだった。 -
暮らし・終活
56歳、子供が巣立った家。「断捨離 クローゼット」と検索した指が、母の指輪に触れていた。
56歳、子供が巣立った家。3年前に母の遺品整理で苦労した。自分の子供たちにはあんな思いをさせたくない。でもクローゼットには使わないブランド品が眠ったまま。断捨離を始めた日、もう一つの選択肢に出会った。 -
お金・資産
57歳、ローン残り8年。「繰り上げ返済 シミュレーション」と検索した夜、柱の油性ペンの線が目に入った。
57歳、ローン残り8年。繰り上げ返済をシミュレーションしても答えが出ない夜、リビングの柱に息子の身長を刻んだ傷が目に入った。 -
暮らし・終活
53歳、夜中に天井裏で何かが走り回っている。怖くて眠れない。でも、天井を覗く勇気がない。
53歳、夜中に天井裏で「ドタドタ」と走り回る音。天井にシミ。獣の匂い。忌避剤は効かない。天井裏を覗く勇気もない。一人暮らしの女性が、害獣駆除のプロに天井裏を覗いてもらった夜、2週間ぶりに眠れた話。
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